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髪の毛が抜ける病気とは?脱毛症やその他の病気について解説

東京駅の近くのAGA治療専門の「AGAINメディカルクリニック」で院長をしている武石と申します。
当院に来られる患者さんは、20代~30代と若くして薄毛の症状にお困りの方が多くいらっしゃいます。
本記事では、そんな薄毛にお悩みの方に向けて、AGAや薄毛、抜け毛等に関する情報をお届けしておりますので、少しでも不安のある方は参考にしてみてください。

「最近抜け毛が増えてきたけど、何か病気にかかっているんじゃないか、、」と不安に思っていませんか?基本的に抜け毛は生活習慣の乱れやストレス、血行不良、AGA(男性型脱毛症)などが原因となっております。しかし、このような要因の他にも、脱毛症や性感染症、甲状腺の異常等の他の病気が要因となっている場合があるのです。ここでは、そんな抜け毛の要因となる病気の症状、原因、治療法について解説しています。

髪の毛が抜ける原因となる脱毛症一覧

AGA(男性型脱毛症)

AGAとは男性型脱毛症のことで、男性の薄毛のほとんどの原因がこのAGAです。AGAを発症すると男性ホルモンの影響によって、頭頂部や生え際などが徐々に薄くなり、最終的には全く髪が生えなくなってしまいます。女性でも稀に発症することもありますが、確率は極わずかです。AGAの原因は、主に遺伝子やホルモンの影響などが挙げられています。AGA治療には、内服薬、外用薬、メソセラピー、自毛植毛などがあり、自然に完治することはありません。

FAGA(女性男性型脱毛症)

FAGAとは女性男性型脱毛症の略称で、女性が発症する脱毛症の一種です。症状の進行はAGAとは異なり、分け目が広がったように感じたり、見た目ではわかりづらい症状から始まり、進行すると頭頂部から全体にかけて髪が薄くなっていきます。FAGAの原因はAGAと同様に、ホルモンや遺伝的な要因が大きく関与しております。治療方法はAGAと同様に投薬治療、メソセラピー、自毛植毛などがあります。

円形脱毛症

円形脱毛症は、頭皮や体毛の一部が突然抜け落ちる病気です。症状は円形の抜け毛部分が発生し、周囲には健康な髪が残っている事が多いです。原因は明確には分かっていませんが、免疫力の異常や遺伝的な要因が関与していると考えられています。多くの場合、抜け毛は自然に再生されますが、再生されない場合もあります。治療法としては、ステロイド剤の塗布や液体窒素療法、光線療法等があり、方法は医療機関によって異なります。

脂漏性脱毛症

脂漏性脱毛症は、頭皮の脂漏性炎症によって引き起こされる脱毛症です。頭皮の皮脂腺から過剰な皮脂が分泌され、これが炎症を引き起こし、毛包が萎縮し、脱毛が進行します。症状は皮膚が赤く腫れるか、皮膚の表面に黄色い鱗屑(りんせつ)が付着するか、かゆみや炎症を引き起こすなど様々あります。脂漏性脱毛症は、男女問わず発症することがあり、ストレス、過剰な皮脂分泌、乾燥などの要因によって引き起こされることが多いです。治療は主に、ステロイド剤の塗布で行います。

・粃糠性(ひこうせい)脱毛症

粃糠性(ひこうせい)脱毛症は、頭皮が乾燥して痒くなり、フケが出現することが特徴の脱毛症です。頭皮の乾燥により、髪や頭皮が傷んでしまい、抜け毛や薄毛が起こることがあります。粃糠性(ひこうせい)脱毛症の原因は明確にはなっておらず、頭皮の乾燥やストレス、栄養不足、ホルモンバランスの乱れ、過剰なシャンプー、アレルギー反応などが考えられています。治療法としては、頭皮の炎症を抑えるステロイド剤や皮脂の分泌を抑える外用薬の塗布が一般的です。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症とは、頭髪が全体的に薄くなる症状のことを指します。主に女性に見られ、原因としてはストレスやホルモンバランスの乱れ、栄養不足、過度なダイエット、生活習慣の乱れなどが挙げられます。特に、女性ホルモンの減少が原因で起こるびまん性脱毛症を先述したFAGA(女性男性型脱毛症)とも言います。薄毛の進行は緩やかで、全体的に髪の毛が細くなっていくことが特徴です。治療法は、FAGAと同様に投薬治療、メソセラピー、自毛植毛などがあります。

分娩後脱毛症(産後脱毛)

分娩後脱毛症は、出産後に母親が抱える脱毛症の一種です。出産によってホルモンバランスが変化し、それぞれが原因で一時的に髪の毛が抜けやすくなることが特徴です。出産後1〜4か月で発症することが多く、多くの場合は自然に回復します。自然に回復しない場合の治療方法としては、ミノキシジルの外用薬を使用します。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症とは、頭皮に長期間強い力が加わることによって、毛包が損傷し、脱毛が起こる症状のことを指します。主な原因として、髪を強く引っ張るヘアスタイル(三つ編み、ポニーテールなど)、かつらの長期着用、ヘッドフォンやヘルメットの圧迫などが挙げられます。牽引性脱毛症は長期間にわたって毛包にダメージを与えるため、治療が難しくなる場合があります。初期段階であれば、原因となる髪型をやめることで元に戻ります。その他にも、ミノキシジルの外用薬を使用することもあります。

薬剤性脱毛症

薬剤性脱毛症とは、ある種の薬剤を服用したことにより、髪の毛が抜け落ちる状態を指します。特定の薬剤が体内に入ることで、髪の成長を妨げる、毛根の細胞を破壊するなどの作用を引き起こすことが原因です。脱毛の原因となる薬には抗がん剤や抗真菌剤、糖尿病治療薬、抗うつ剤、消炎鎮痛剤、食欲抑制剤などがあります。脱毛の症状は薬剤を服用し始めて数週間から数か月後に現れる事があり、薬剤の種類や服用量によって症状の重さや現れ方が異なります。脱毛症状は、薬剤の使用を中止することで改善することが多いですが、症状が長期化する場合は医師へ相談してください。

その他抜け毛の原因となる病気一覧

膠原病

膠原病とは、免疫機能に異常が生じ、結合組織、皮膚、血管などに炎症が起こる自己免疫疾患の総称です。代表的な疾患には、全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチ、血管炎などがあります。その他にも症状は多岐にわたり、その1つに脱毛があります。ただ、膠原病を発症したら必ず脱毛が起こるというわけではありません。診断には、症状や身体所見、血液検査、自己抗体検査などが行われます。治療には症状や病態に応じて抗炎症薬、免疫抑制薬、ステロイド薬などが用いられます。

梅毒

梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌によって引き起こされる性感染症の1つです。主に性行為を介して感染しますが、母子感染もあります。初期症状としては、1~3週間後に患部に赤い発疹や痛みのない潰瘍ができることがあります。その後、一旦症状は消え、感染から約3か月後に全身の発疹や膿を含んだイボ、抜け毛などを引き起こします。梅毒は最終的には死に至る病気なので、症状に覚えのある方は早期にクリニックへ行くことをおすすめします。

バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

バセドウ病とは、甲状腺機能亢進症とも呼ばれ、甲状腺ホルモンの過剰分泌により代謝が亢進し、全身の機能亢進症状が現れる疾患です。代表的な症状としては、手の震え、多汗症、食欲亢進、体重の減少、抜け毛などがあります。治療法としては、抗甲状腺薬剤や放射線治療、手術などがあります。

橋本病(慢性甲状腺炎)

橋本病は、自己免疫疾患の一つであり、甲状腺が炎症を起こして、甲状腺ホルモンが低下する状態を指します。特に女性に多く、遺伝的な要因や環境的な要因が関与すると考えられています。症状は毛量の減少、のどの痛み、便秘、冷感、食欲不振などがあります。治療は甲状腺ホルモン補充療法が中心であり、甲状腺ホルモンが低下した場合に薬を内服します。

鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血は、体内の鉄が不足し、赤血球が正常に作られないことによって起こる貧血の一種です。鉄分は酸素を運ぶ役割のあるヘモグロビンの合成に必要であり、不足するとヘモグロビンが不十分な状態で作られ、酸素を運ぶ赤血球が減少します。主な症状としては、疲労感、息切れ、めまい、抜け毛などがあります。抜け毛に関しては、髪の成長に必要な酸素を運ぶヘモグロビンが減少することで起こります。治療は鉄錠の服用になります。

トリコチロマニア(抜毛症・抜毛癖)

トリコチロマニアは、強迫性障害の一種で、自分自身の髪を引っ張る症状を指します。この症状は、ストレスや不安などの精神的な要因によって引き起こされることがあります。トリコチロマニアを患う人は、髪の毛を引っ張って、根元から抜いてしまったり、噛んでしまったりするのが特徴です。これによって、髪の毛が薄くなったり、抜け毛が増えたりすることがあります。また、頭皮や髪の毛に傷がついてしまうこともあります。トリコチロマニアは、精神的な治療が必要であり、薬物療法や認知行動療法などが用いられます。

抜け毛が増えてきたと思ったらクリニックへ

抜け毛が増えて、脱毛症や病気かなと思った時は必ず病院やクリニックを受診してください。脱毛症に関しては基本的にAGAクリニックや皮膚科で診てもらうことができます。その他の病気に関しては、症状によって専門としている診療科は異なりますのでそれぞれの専門科で相談、治療をしましょう。また、ご自身でも生活習慣の見直しやストレスの解消をすることで治療効果を高めることができるので取り組んでみてください。

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無料カウンセリングでは頭皮の状態を確認し、AGAの進行が認められるかのチェックのほか、
治療を進める場合の期間や費用についてのご説明をおこなっています。

医者
毛穴から2~3本生えるのが正常な毛髪。薄毛が気になる箇所は本数が少なかったり、毛髪が細かったりします。マイクロスコープを使うとよく分かりますよ。
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