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抜け毛には自然な脱毛と異常な脱毛の2種類があります。
上記でも触れましたが、ヘアサイクルには髪が抜け落ちる「退行期」があります。この退行期に起こる脱毛が自然な脱毛です。自然脱毛の場合基本的に薄毛の心配はありません。
一方で異常な脱毛とは「退行期」以外の期間に起こる脱毛のことで、薄毛が進行する可能性があります。異常脱毛はストレスや生活習慣や頭皮環境の悪化等が原因で起こります。また、抜け落ちる毛も細く弱々しいという特徴があります。
セルフチェック時に見るべき場所は2つあります。1つ目は生え際(おでこ)、2つ目はつむじです。それぞれの確認方法について解説します。
生え際をチェックする際は、以前と比べて左右の生え際が後退していないか確認します。おでこが広くなっている場合は今後も薄毛が進行する可能性が高いです。早めに治療を開始することで改善が見込めるので定期的に確認するようにしましょう。
生え際と同様に以前と比べてつむじ周りが薄くなってきていないか確認をします。頭頂部は普段自分からは見えない部分なので、気づいたら薄毛になっていたり、人に指摘されて気づく人も少なくありません。確認の際は洗面所で手鏡を使用することで容易に確認することができます。
①②のチェックを定期的に行っていても、以前確認したときどうだったかを忘れてしまうこともあると思います。そのようなことにならないように定期的に気になる部位を写真で撮り、記録しておくことで薄毛の進行度チェックができます。
シャンプー時の抜け毛の本数も確認してみましょう。1日に抜ける髪の毛の本数は50〜100本です。その内6割ほどがシャンプー時に抜けるといわれています。つまり、シャンプー時に30〜60本程度であれば問題ありませんが、それ以上抜け毛が多い場合は薄毛が進行している可能性があります。
抜け毛が多い場合や生え際の後退が進んでいる場合は、脱毛症を発生している可能性があります。ここでは一般的によく見られる脱毛症について解説します。
AGAは男性型脱毛症という男性が発症する脱毛症で、日本人男性の3人に1人が発症するといわれています。男性ホルモンの1つであるテストステロンが毛根付近に存在する5αリダクターゼという酵素と結合し、ジヒドロテストステロンというホルモンに変換されることで薄毛を進行させます。そして、AGAを放置していると最終的に髪が生えてこなくなります。AGAは自然治癒することはありませんので進行を止めたい場合はAGAクリニックを受診しましょう。
びまん性脱毛症は女性の脱毛症の一つです。ダイエットやストレス、不規則な生活等が原因となり発症します。また、40代以降の女性では、女性ホルモンが減少する際に「FAGA(女性男性型脱毛症)」というAGAのように生え際やつむじ周りから薄毛が進んでいく方もいます。びまん性脱毛症は皮膚科や婦人科で治療が可能です。
円形脱毛症は頭皮や体毛の一部が円形に抜け落ちる自己免疫疾患の1つです。自己免疫疾患とは体内の異物を排除する免疫系が正常な細胞にまで反応し、攻撃をしてしまうことでおこる疾患です。円形脱毛症の場合は毛包という毛根の細胞が免疫系から攻撃を受けることで発症するといわれています。自然放置でも治ることがありますが範囲が広かったり複数発生している場合は治りにくいので医療機関の受診をお勧めします。
脱毛症以外が抜け毛の原因の場合は自身の対策で改善も見込めますので今のうちから対策することをお勧めします。自身でできる対策として、生活習慣の改善(食生活の改善、睡眠の改善、適度な運動)、正しいヘアケア(シャンプーの仕方、ブラッシング、ドライヤーの仕方、頭皮マッサージ)、育毛剤の使用等があります。
抜け毛には自然な脱毛と異常な脱毛の二種類があります。ここでは、今すぐ実行できるセルフチェック方法を紹介させていただきました。これを機に是非ご自身で調べてみてください。薄毛が進行していない方は早期の対策を、薄毛が進行している方は早めに医療機関を受診し、治療を開始しましょう。
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東京駅の近くのAGA治療専門の「AGAINメディカルクリニック」で院長をしている武石と申します。
当院に来られる患者さんは、20代~30代と若くして薄毛の症状にお困りの方が多くいらっしゃいます。
本記事では、そんな薄毛にお悩みの方に向けて、AGAや薄毛、抜け毛等に関する情報をお届けしておりますので、少しでも不安のある方は参考にしてみてください。