髪を乾かす際に髪をかき分けてみたら頭皮が赤くなっていた。なんてことはありませんか?頭皮の赤みはハゲるサインかもしれません。今は何ともないからといって放置していると薄毛が進行してしまう可能性があるため、頭皮に赤みがある場合はすぐに対処しましょう。ここでは、頭皮が赤くなる原因、頭皮の赤みと薄毛の関係、頭皮の赤みによる薄毛以外の症状、頭皮の赤みを改善する方法などについて解説します。
目次
頭皮の赤みは頭皮トラブルのサインです。
正常な頭皮は、青白い色をしていますが、頭皮に何かしらのトラブルが起こると赤みが出ることがあります。特に、頭頂部(つむじ周り)や生え際、耳の後ろの頭皮に赤みが出やすいです。また、頭皮に赤みが生じていると、その部位にかゆみや痛みを伴うことが多いです。これをかゆいからといって引っ掻いてしまうと出血が起こったり、化膿してしまうなど、更に頭皮トラブルを悪化させる原因になってしまいますので触ったりするのはやめましょう。
・同時に他の症状が現れている場合もある
頭皮の赤みと同時に、フケや頭皮のべたつき、悪臭といった症状が起こっている場合もあります。この場合は、脂漏性皮膚炎や接触性皮膚炎などといった皮膚疾患を起こしている可能性があるため早めに対処する必要があります。
頭皮の赤みには以下のような原因があります。
頭皮が何かしらの原因で血行不良を起こしている場合、頭皮に赤みが生じることがあります。血液は頭皮に酸素や栄養を運ぶ働きをしているため、血行不良が生じると頭皮へ栄養を送ることができず、栄養不足となります。頭皮の栄養不足は、皮膚のターンオーバーに悪影響を与え、バリア機能を低下させてしまいます。その結果、頭皮の炎症が起こりやすくなり、赤みが生じるようになるのです。なお、血行不良は、睡眠不足、運動不足、食生活の乱れ、ストレス、喫煙など様々な原因で起こります。
アレルギーは頭皮に炎症(赤み)を起こす原因になります。アレルギー反応を引き起こす原因としては、シャンプーやヘアカラーなどのヘアケア製品や、食品、ダニなどが挙げられます。また、アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎などの皮膚疾患がある場合も頭皮が赤くなることがあります。
頭皮の赤みの原因に紫外線が関係している場合があります。紫外線は頭皮にダメージを与え、炎症を引き起こすことがあります。特に夏場など、紫外線の影響が強くなる季節は、炎症を起こしやすいです。
頭皮の赤みは誤ったヘアケアによっても引き起こされることがあります。過剰なシャンプーや肌質にあっていないシャンプーやリンスの使用、誤ったブラッシング、誤ったドライヤーの使い方などが原因となります。
冒頭でも説明しましたが、頭皮の赤みはハゲるサインである可能性があります。その理由は、頭皮の赤みの原因である血行不良やアレルギーなどが悪化すると、頭皮の毛根にある毛母細胞にも影響を与え、抜け毛を引き起こすからです。
また、頭皮の赤みは薄毛以外にも以下のような症状が生じる可能性があります。
脂漏性皮膚炎とは、頭皮の表面に存在しているマラセチア菌という常在菌が過剰に増殖して起こる皮膚炎です。マラセチア菌は皮脂の過剰分泌により増殖し、頭皮が脂っぽくなり、ベタつきのあるフケや赤み、かゆみを生じさせます。
接触性皮膚炎とは、ある物質(アレルゲン)に接触したことが原因で、皮膚にかゆみや赤みなどの炎症が生じる皮膚疾患の総称です。アレルゲンの例として、金属、化学物質、植物、職員、医薬品など、様々なものがあります。具体的な物だと、シャンプーや日焼け止めなどがあります。
アトピー性皮膚炎とは、アレルギー体質の人が患う、慢性的な炎症性皮膚疾患です。症状が現れるとかゆみや赤みを伴い、改善と悪化を繰り返すことが特徴です。遺伝やアレルギー、バリア機能の低下、乾燥肌、敏感肌などが原因となって発症します。
膿痂疹(のうかしん)は頭皮や毛穴に黄色ブドウ球菌やレンサ球菌が感染することによって引き起こされる皮膚疾患の一種です。症状は発熱、腫れ、痛み、かゆみ、赤みを伴った湿疹などがあります。
頭皮の赤みを改善させる方法は大きく6点あります。
頭皮の赤みの主な原因は血行不良であることが多いです。睡眠不足は自律神経に悪影響を与え、交感神経を優位に働かせ、血管を収縮させてしまいます。血管が収縮すると血行不良を引き起こし、頭皮に赤みを生じさせてしまうので、適度な睡眠をとるようにしてください。睡眠時間は6~7時間が良いとされています。
適度な運動をすることで、血の巡りを後押しする役割のある筋力を増加させ、血を送り出す力を強くすることができます。そうすることで血行不良を改善し、赤みを改善する効果が期待できます。ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。
脂質や糖質を多くとっている人は、中性脂肪やコレステロールによって血液がドロドロになります。血液がドロドロになることで血液の循環が悪くなり、血行不良を引き起こします。そのため、血液をサラサラにするために、ビタミンやミネラルを多く含んだ食事を心がけてください。緑黄色野菜や果物がおすすめです。
ストレスも睡眠不足と同様に自律神経のバランスを乱し、血行不良のきっかけになります。深呼吸や、軽い運動、映画鑑賞や読書などの趣味に没頭するなどを心身に負担にならない程度に行い、ストレスを発散させましょう。
頭皮の赤みの原因がアレルギーだと思った場合はシャンプーやリンスなどのヘアケア用品を見直してみてください。特にシャンプーは洗浄力の強いものほど頭皮へかかる負担が強くなるため、洗浄力があまり強くないアミノ酸系のシャンプーなどを使用してみてください。また、シャンプーの際にはヘッドマッサージをすることで血行を促進させることができます。
先述の通り、紫外線は頭皮にダメージを与えるため赤みの原因になります。そのため、出来るだけ紫外線を頭皮に当てないようにしてください。紫外線対策方法としては、日焼け止め、帽子、日傘の使用や、日差しが強い日は屋内で過ごすなどがおすすめです。
ここでは、頭皮が頭皮が赤くなる原因や薄毛との関係、改善方法について解説しました。普段あまり気にすることもない頭皮の色ですが、気づいたら赤くなっていた、ということもありますので定期的に確認するようにしてみてください。確認してみて頭皮が赤くなっていた場合は、この記事で紹介した方法を実践して、健康な頭皮を取り戻しましょう。ここで紹介した方法でも頭皮状況が改善しないという場合は、病気などの他の要因が隠れている可能性があるため、クリニックで医師へ相談してみてください。
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東京駅の近くのAGA治療専門の「AGAINメディカルクリニック」で院長をしている武石と申します。
当院に来られる患者さんは、20代~30代と若くして薄毛の症状にお困りの方が多くいらっしゃいます。
本記事では、そんな薄毛にお悩みの方に向けて、AGAや薄毛、抜け毛等に関する情報をお届けしておりますので、少しでも不安のある方は参考にしてみてください。