男性用育毛剤のおすすめ9選！本当に効果があるのはどれ？ 選び方や効果がアップする使い方も解説

育毛剤は抜け毛や薄毛を予防する効果が期待できる商品です。複数のメーカーが、抜け毛や薄毛の予防効果以外に、保湿や匂いケアなどの効能が含まれた商品を販売しています。

本記事では、男性用育毛剤のおすすめ商品と育毛に有効な成分、どのような育毛剤を選べばいいのかを詳しく解説しています。

「これから育毛を始めたい」「さすがにもう対策をしないとヤバい」と感じている方は、ぜひ商品選びの参考にしてください。

育毛剤とは今生えている髪の毛の健康を保つ医薬部外品

育毛剤とは、毛髪の健康を守るために必要な成分を配合した医薬部外品です。

育毛剤と同様に毛髪に塗布する商品は存在しますが、それぞれ期待できる効果は、以下のように異なります。

商品	分類	期待できる効果	利用する人
育毛剤	医薬部外品	髪の毛を健康に保つための成分を取り入れる	髪の毛のボリュームやハリが気になる人
発毛剤	医薬品	髪の毛の細胞に作用して、抜け毛の原因となる酵素の抑制や新しい髪の毛を作り出すように働きかける	抜け毛や薄毛が進行してきた人
養毛剤	化粧品	生えている状態の髪の毛に潤いや艶を与えて、ダメージをケアする	毛先の乱れや髪の毛の乾燥が気になる人

育毛剤と発毛剤を同じように考えている方もいますが、発毛剤は新しく髪の毛を生やすためのもので、育毛剤は今生えている毛髪やこれから生える予定の毛髪を健康に保つ商品です。

そのため、育毛剤は抜け毛や薄毛が進行する前から使用することを推奨しています。

育毛剤は含まれている有効成分によって効果が異なる

育毛剤に含まれている成分にはさまざまな種類があります。育毛剤に含まれる代表的な有効成分とその効能は、以下のとおりです。

有効成分	主な効能
センブリエキス	毛母細胞の活性化 抜け毛防止
グリチルリチン酸ジカリウム	ふけ、かゆみの防止
塩酸ジフェンヒドラミン	アレルギー症状の防止
D-パントテニルアルコール	育毛促進、抜け毛防止
ニンジンエキス	肌の活性化、保湿効果
トコフェロール酢酸エステル	抗酸化作用
酢酸DL-α-トコフェロール	抗酸化作用
ピロクトンオラミン	ふけ、かゆみの防止 抗菌効果
ニコチン酸アミド	皮膚の正常化 血流促進

育毛剤の成分を大きく分けると、育毛促進および抜け毛防止の効果があるセンブリエキスのような成分と、頭皮環境を良くするグリチルリチン酸ジカリウムのような2種類の成分が配合されています。

有効成分は商品パッケージに必ず表記されています。具体的な効果も記載されるため、一つずつ成分の名前を覚える必要はないでしょう。ただし、有効成分が多く表記されているからといって、優秀な商品とも限りません。商品を選ぶ際は、有効成分の数よりも効果のほうをよく読むことをおすすめします。

育毛剤はヘアサイクルを正常に保つ手助けをする

ヘアサイクルとは、人間の髪の毛が生えかわる周期を説明するものです。

周期	概要	年数
成長期	髪の毛の根本にある毛母細胞が活性化して、古い毛が脱毛した後、髪の毛の元から1本の髪の毛ができあがるまでの期間	男性：約3～5年 女性：約4～6年
退行期	毛母細胞の活性化が弱くなり、髪の毛の根本から収縮していくまでの期間	約2～3週間
休止期	毛母細胞の活性化が納まり、新しい髪の毛の元ができるまでの待機期間	2～3ヶ月

髪の毛は1日50本から100本ほど生え変わります。正常なヘアサイクルなら、抜けた分の毛が再度生えてくるため薄毛になることはありません。

しかし、加齢やストレス、遺伝など、何らかの理由がありヘアサイクルが乱れて抜け毛や薄毛が進行する場合があります。

そのような場合は、ヘアサイクルを正常に戻す働きを持つセンブリエキスなどが含まれる育毛剤が活躍します。

一方、グリチルリチン酸ジカリウムなど、頭皮環境をよくする成分が含まれた育毛剤は、ヘアサイクルの乱れを引き起こす原因に作用します。

本当に効果がある育毛剤の選び方

多種多様な種類が販売されている育毛剤ですが、選ぶ際に重視したいのは以下の3つです。

ここでは、本当に効果がある育毛剤の選び方をまとめました。これから育毛剤を購入する予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。

配合されている育毛成分で選ぶ

育毛剤を選ぶ際は、配合されている育毛成分を確認しましょう。

中でも、血行を促進して頭皮や髪の毛に栄養を届けやすくする成分と、毛根の細胞を活性化させ、育毛を促す成分が配合されているかが重要です。

血行を促進する成分	・塩化カルプロニウム ・トコフェロール ・センブリエキス ・T-フラバノン
毛根の細胞を活性化させる成分	・ペンタデカン ・アデノシン ・ヒノキチオール ・パントテニルエチルエーテル

育毛剤の種類により配合されている成分には違いがあります。できれば、血行を促進する成分と毛根の細胞を活性化させる成分の両方が含まれる育毛剤を選びましょう。

配合されている頭皮ケア成分で選ぶ

育毛剤を選ぶ際は、頭皮ケアに有効な成分が配合されているものを探すようにしましょう。

頭皮ケアとは、フケやかゆみ、保湿、炎症を抑えるなどの効果が期待できる成分です。

抗菌効果のある成分	フケ・かゆみ、炎症防止効果	保湿効果
・ホホバオイル ・酢酸DL-a-トコフェロール	・グリチルリチン酸2K ・甘草エキス ・ヒノキチオール	・キノシタエキス ・フコイダン

頭皮環境は人により異なるため、自分に合った成分配合の育毛剤を探しましょう。

例えば、フケやかゆみに悩まされている方なら、甘草エキスやグリチルリチン酸2k（ジカリウム）が配合されているのものが良いでしょう。

逆にとくに頭皮環境に問題がないのであれば、保湿効果が高い育毛剤を選ぶのがおすすめです。

価格で選ぶ

育毛剤は継続して使用することが大切です。育毛剤は即効性があるわけではないため、効果を実感できるまでにある程度の時間はかかります。

そのため、少なくとも3ヶ月から半年は継続するつもりで、続けやすい価格設定の商品を選ぶことが大切です。

高価な商品は成分が豊富で魅力的ではありますが、だからといって育毛効果も高いとは言い切れません。

頭皮に合わなかったり、不必要な成分が多く配合されていたりすることもあるため、自分の予算や頭皮の状態に合わせた商品を選ぶことが大切です。

男性用育毛剤のおすすめ9選

男性用育毛剤は多くのメーカーが販売しているため、どれが良いかわからない方もいるでしょう。

そこで、ここでは男性用育毛剤のおすすめを9商品紹介します。

有効成分や価格、特徴などもまとめているので、自分に合う育毛剤を探している方は、ぜひチェックしてみてください。

育毛剤の効果を引き出す使い方

育毛剤の効果を最大限に引き出したいのなら、以下の事に注意しましょう。

ここでは、育毛剤の効果を引き出す方法を詳しく解説します。

いかに有効な成分が配合されていても、間違った方法で利用すると効果も半減するので、ぜひチェックしてみてください。

使用量・使用回数を守る

育毛剤を効果的に使いたいのなら、使用量や使用回数を守るようにしましょう。

早く効果がほしいからといって使用回数や使用量を増やしても、高い育毛効果は得られません。

逆に、使いすぎて頭皮が荒れ、かゆみや炎症などのトラブルが起こる可能性が高くなります。

そのため、育毛剤を使用する際は、説明書きの使用量と使用回数をきちんと守ることが大切です。

シャンプー後、髪を乾かしてから使う

育毛剤を塗布する際は、まずはシャンプーして頭皮を清潔な状態にしてください。

髪が濡れていると育毛剤が液だれしやすくなるため、ドライヤーでしっかり髪を乾かします。

育毛剤は髪をかき分けながら、直接、頭皮に塗布していきます。

指の腹でマッサージしながら塗布していくと、浸透しやすく、液だれを防ぐことができるでしょう。

数カ月は継続して使用する

育毛剤に即効性はないため、継続して使い続ける必要があります。

少なくとも毛周期に合わせて3ヶ月～6ヶ月程度は同じ商品を使い続け、自分に合っているのか、効果は実感できるかをチェックしましょう。

ただし、肌に合わないと感じた場合は、すぐに使用を中止してください。

育毛剤が効かないときの原因2つ

数ヶ月使用し続けているにも関わらず、全く改善が見られないのなら、以下のことが考えられます。

ここでは、育毛剤の効果が感じられない原因を詳しく解説します。

育毛剤の使い方を間違えているから

育毛剤の使い方を間違えていると、何ヶ月使い続けても効果を感じられない場合があります。

特に注意する必要があるのは、シャンプーのすすぎ残しや頭髪の生乾きです。

シャンプーのすすぎ残しは、育毛剤を塗布しても頭皮に浸透しません。

また、頭皮が濡れた状態も育毛剤の浸透率が悪くなるため、効果が半減してしまう可能性があります。

薄毛・抜け毛の原因に合っていないから

自身の薄毛や抜け毛の原因と合っていない可能性も考えられます。

抜け毛や薄毛の原因が頭皮環境によるものなら、頭皮環境を整えるシャンプーのほうが効果を得られるかもしれません。

育毛剤に関するよくある質問

ここでは育毛剤に関するよくある質問をまとめました。育毛剤の副作用についても分かるので、ぜひチェックしてみてください。

育毛剤と発毛剤の違いは？

育毛剤の目的は頭皮環境を整えることで、今ある毛を守り、薄毛を予防します。一方、発毛剤は新しく毛を生やす成分が配合されているため、薄毛の進行を抑制する効果が期待できます。

薄毛を防ぎたいなら育毛剤、すでに薄毛が始まっていて発毛効果を期待している場合は発毛剤を選びましょう。

育毛剤に副作用はある？

育毛剤に配合されている成分により、アレルギー反応が起こる可能性はあります。個人差があるため、自身が反応するアレルギー成分が配合されていなか事前に確認してから購入するようにしましょう。

まとめ

育毛剤は頭皮環境を整え、薄毛や抜け毛を予防する効果が期待できます。

ただし、即効性があるわけではないため、継続して3ヶ月～6ヶ月は使い続けることが大切です。

また、効果を実感するためには、正しい使い方を心がける必要があります。

シャンプーで頭皮を清潔にし、髪の毛をきちんと乾かして、指の腹でマッサージしながら育毛剤を塗布するようにしましょう。

本記事では人気のおすすめ育毛剤と発毛剤を複数紹介しています。気になる商品がある場合は、気軽に試してみましょう。