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頭皮が乾燥する原因は大きく7つあります。
冷暖房を長時間使用した部屋は基本的に乾燥しています。その部屋に長時間滞在することで頭皮の水分は徐々に失われていき、やがて乾燥を引き起こします。特に冬場は空気が乾燥しているためより注意が必要です。夏も湿度が高いからと油断は禁物です。
過度なシャンプーは、頭皮の皮脂を落としすぎてしまうため、乾燥しやすくなります。皮脂には頭皮を保護する役割があり、肌の潤いを保ってくれます。
肌に合わないシャンプーを使用することも頭皮の乾燥の原因になります。特に洗浄力が強いシャンプーは、必要以上に皮脂を落としてしまい、頭皮の保護機能を低下させてしまい乾燥を促します。
温度の高いシャワーの使用は頭皮の皮脂を余分に落としてしまうため乾燥に繋がります。
髪を乾かしていない場合、頭皮の表面に水分が溜まり雑菌が繁殖しやすい状態になります。雑菌が繁殖することで頭皮のターンオーバーに異常が起こり、乾燥に繋がります。
ドライヤーの熱風が頭皮に当たり過ぎると、頭皮の表面の水分や皮脂が過剰に蒸発して乾燥してしまいます。特に高温に設定して長時間使用することで頭皮や髪の毛のダメージに繋がることもあります。
皮膚が乾燥しやすい体質の人やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を持つ人は、かゆみで肌を掻いてしまうことで頭皮のバリア機能が弱くなり、頭皮の乾燥が起こりやすくなります。
睡眠が不足すると、身体の疲れを回復する時間を十分に確保できません。そうすると、頭皮の血行不良や成長ホルモンが分泌されないなどの影響があり、乾燥を引き起こしてしまいます。
ビタミンやミネラルの不足は、肌や髪、頭皮の健康に影響を与えることがあります。特にビタミンB群やビタミンEは、頭皮の健康維持に欠かせない栄養素です。この栄養が不足することで頭皮の乾燥を引き起こします。
紫外線によって頭皮のバリア機能が低下することで、水分が奪われやすくなり、乾燥を引き起こします。
頭皮の乾燥が進行すると、皮脂の分泌量が減少し、頭皮の角質層が厚くなります。そのため、頭皮の古い角質や皮脂が剥がれ落ち、小さな白いフレーク状のフケが発生することがあります。頭皮の乾燥が原因でフケが発生する場合は、適切な頭皮ケアを行い、乾燥を改善することで症状の改善が期待できます。
頭皮の乾燥によって、かゆみが出ることがあります。その理由は、頭皮表面の水分バランスが崩れることで肌のバリア機能が低下してしまうためです。バリア機能が低下すると、新駅細胞が外部の刺激に対して敏感になるため、少しの刺激でかゆみを伴います。そして、かゆみのある部位を引っ掻いてしまうことで頭皮が傷つき、やがてかさぶたになります。かさぶたによって更にかゆみを伴うため、悪循環に繋がりかねません。そのためかゆみがある場合は頭皮は掻かず、適切なケアを行いましょう。
乾燥している頭皮は、健康な頭皮よりも傷つきやすいため、それによって毛根が弱くなり、抜け毛を引き起こします。また、頭皮の乾燥によって髪の毛の成長を促す栄養が不足し、抜け毛を引き起こすこともあります。ただ、乾燥による抜け毛の場合は適切なケアを行うことで改善することができます。
洗浄力の強いシャンプーは頭皮の皮脂を余分に落としてしまうため乾燥の原因になります。そのため、乾燥が気になる方は頭皮にやさしい低刺激性のシャンプーを使用しましょう。低刺激性のシャンプーは頭皮の潤いを保つための皮脂が残り、健康的な頭皮環境を保つことができます。また、シャンプーの際は手のひらで泡立ててから指の腹で優しくマッサージをするように洗いましょう。洗い流す際は38度くらいの温度が頭皮への刺激が少なくおすすめです。
お風呂上りは乾燥しやすいため、頭皮ケアローションや育毛剤を使うのもおすすめです。特に育毛剤には保湿効果だけでなく、頭皮のべたつきやかゆみ、においを改善させる効果も期待できます。乾燥は抜け毛の原因にもなっているため、男性は保湿効果のある育毛剤を使用するといいでしょう。
濡れた髪は放置すると雑菌が繁殖してしまうので、ドライヤーでしっかり乾かしましょう。ただ、長時間のドライヤーは返って乾燥の原因になるので長時間の使用は避けてください。ポイントとしてはドライヤーをする前にしっかりタオルドライをすることです。タオルドライをすることによってドライヤーで髪を乾かす時間を短縮することができ、頭皮への負担を減らすことできます。また、ドライヤーの際は頭皮に近づけ過ぎず、10センチ以上離すようにしてください。
頭皮環境を整えるためには頭皮に栄養分を届けやすくするために血行を良くする必要があります。頭皮マッサージは手軽にできる血行促進方法なのでぜひやってみてください。力は入れすぎず、指の腹で頭皮全体を円を描くように揉み解すようなイメージでやりましょう。
上記の頭皮ケアに加えて、栄養バランスの良い食事をとるようにしてください。いくら頭皮ケアをしても、食生活が乱れていると頭皮環境が改善することはほとんどありません。下記に頭皮の健康を保つために必要な食品を紹介しますので参考にしてみてください。
栄養 | 食品 |
ビタミンA | 牛乳・乳製品・卵・鶏レバー |
カロテン | にんじん、ほうれん草、小松菜、にら、モロヘイヤ |
β-クリプトキサンチン | みかん、干し柿、オレンジ、グレープフルーツ、干し梅 |
栄養 | 食品 |
ビタミンE | アーモンド、モロヘイヤ、ほうれん草、アボカド、うなぎ |
ビタミンP | みかん、レモン、グレープフルーツ、さくらんぼ、そば |
ビタミンC | ピーマン、ブロッコリー、カリフラワー、パセリ、いちご、アセロラ |
規則的な睡眠にはストレスを緩和させ、頭皮のターンオーバー(生まれ変わり)を整える効果が期待できます。十分に睡眠を確保していない場合、血行不良となり、乾燥や抜け毛の要因になるので注意してください。
頭皮の乾燥は、皮脂の落としすぎが主な原因となっています。頭皮の乾燥を放置していると、フケやかゆみ等のより深刻な頭皮トラブルを引き起こしやすくなります。ただ、頭皮の乾燥は日頃のケアで改善が見込めます。そのため、頭皮の乾燥が気になる方はただの乾燥と思わず、気づいた段階で対処をするようにしましょう。
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東京駅の近くのAGA治療専門の「AGAINメディカルクリニック」で院長をしている唐津と申します。
当院に来られる患者さんは、20代~30代と若くして薄毛の症状にお困りの方が多くいらっしゃいます。
本記事では、そんな薄毛にお悩みの方に向けて、AGAや薄毛、抜け毛等に関する情報をお届けしておりますので、少しでも不安のある方は参考にしてみてください。