頭皮が硬いとはげるという話を聞いたことはありませんか?今は薄毛ではなくても、頭皮が硬くなっていると将来的に薄毛になってしまう可能性が高いです。しかし、今から対策をしておくことで頭皮を柔らかくし、薄毛を予防することができます。ここでは頭皮が硬くなる原因、頭皮の硬さと薄毛の関係、頭皮を柔らかくする方法などについて解説します。
目次
頭皮が硬い状態というのは頭皮が動かない状態のことをいいます。両手の指の腹を頭皮にあてて円を描くように動かしてみてください。その際、頭皮がスムーズに動けば問題ありません。しかし、頭皮が頭蓋骨に張り付いたように動かない場合は頭皮が硬くなっている状態であるといえます。この状態が続くと薄毛になったり、白髪が増えたりと様々な悪影響があるため対策する必要があります。
頭皮が硬くなる主な原因は血行不良です。血行不良によって頭皮へ酸素や栄養を運ぶことができなくなり、頭皮が硬化してしまいます。血行不良を引き起こす原因は下記の7点です。当てはまるものがないか確認してみてください。
睡眠不足が続くと交感神経が優位に働き続けてしまうため、血管が縮んだ状態が長く続きます。この状態が続いてしまうと、頭皮の血行が悪くなり、肌に酸素や栄養が行き渡らなくなり、頭皮が硬化してしまうのです。また、睡眠不足は成長ホルモンの分泌を阻害するため、皮膚のターンオーバーにも悪影響を与えます。
運動不足になると、血の巡りを後押しする役割のある筋力が低下するため、血を送り出す力が不足し、血行不良を引き起こします。
ファーストフードや肉類、揚げ物などの脂質や糖質を多くとっている方は、中性脂肪やコレステロールによって血液がドロドロになってしまいます。血液がドロドロになると血液の循環が悪くなり、血行不良を引き起こします。
ストレスが長く続くと、睡眠不足同様に自律神経のバランスが乱れます。ストレスは交感神経を優位に働かせるため、血管が収縮し、血液の循環が悪くなります。また、筋肉も硬直し、血液の循環を悪化させます。
タバコに含まれているニコチンには、血管収縮作用があるため、血管不良を引き起こします。また、長期間の喫煙によって、血管が常に収縮してしまう状態になる恐れもあります。
長時間のデスクワークは筋肉を緊張させる原因になります。筋肉の緊張は血行不良を引き起こし、長期化することで頭皮を硬くしてしまいます。
男性の場合は心配ないのですが、女性の方はポニーテールやお団子ヘアなどをすることで頭皮に負担がかかり、血行不良を引き起こす可能性があります。また、頭皮に負担のかかる髪型は牽引性脱毛症の原因にもなるため注意してください。
冒頭でもお伝えしましたが、頭皮が硬いと薄毛が進行してしまう可能性があります。その理由は、頭皮が硬くなる原因が血行不良であるためです。
血液は頭皮に栄養や酸素を送る重要な役割を果たしています。そして、髪の毛の成長には血液から運ばれてくる栄養や酸素が必要不可欠です。しかし、血行不良によってその栄養や酸素が毛根に行き渡らなければ、髪は成長をすることができなくなります。この状態が続いてしまうと、血管が収縮し、髪の毛は抜け変わるたびに細く短くなり、やがて生えてこなくなってしまうのです。
また、頭皮が硬くなると薄毛以外にも以下のような症状が生じる可能性があります。
・白髪が増える
白髪が増える原因は、毛根のメラノサイトと呼ばれる色素細胞がメラニン色素を作り出す能力が低下してしまうためです。これは、老化、遺伝、ストレス、睡眠不足、頭皮環境の悪化などの要因によって引き起こされます。
・首や肩が凝りやすくなる
頭皮が硬くなると血行不良を引き起こすため、首や肩甲骨周りの筋肉を硬くします。筋肉が硬くなることで、首や肩の凝りが発生しやすくなります。
・頭痛を引き起こす
血行不良による首や肩の凝りを放置していると、後頭部から首すじにかけて、重苦しい感じや、頭をベルトで締めつけられているような圧迫感が起こる「緊張型頭痛」を引き起こすことがあります。
頭皮の硬さを改善する方法は大きく3点あります。
頭皮が硬くなる原因となっている生活習慣を改善する必要があります。食事に関しては、脂質や糖分は控えめにして、栄養バランスの整った食事を心がけてください。特に、たんぱく質やビタミン、ミネラルを含んだ食事は薄毛予防にもなるので積極的に摂取してみてください。睡眠に関しては1日6~7時間を目安にとるようにしましょう。また、運動不足にならないように、定期的に運動を行ってください。運動はジョギングやウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。
ストレスを解消して自律神経を整えましょう。ストレスの解消方法は人によって様々ですが、お手軽なものですと、深呼吸、日光浴、映画鑑賞や読書などがおすすめです。その他にも趣味に没頭してみるのもいいでしょう。
最後に頭皮マッサージです。頭皮マッサージには、血行促進、ストレス緩和、頭皮環境の改善といった効果が期待できます。血行不良、ストレス、頭皮環境はどれも頭皮に栄養を送るために重要になり、薄毛予防にもなるので是非取り入れてみてください。やり方は、指の腹で頭全体を円を描くように揉み解すことがポイントです。
ここでは頭皮が硬くなる原因や薄毛との関係、改善方法について解説しました。一度も頭皮の硬さは確認したことがなかったという方もいらっしゃったのではないでしょうか?これを機に、一度頭皮の状態を確認してみてみましょう。もし頭皮が硬くなっていたという場合は、今後薄毛が進行してしまう可能性があるため、ここで紹介した改善方法を実践してみてください。
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東京駅の近くのAGA治療専門の「AGAINメディカルクリニック」で院長をしている武石と申します。
当院に来られる患者さんは、20代~30代と若くして薄毛の症状にお困りの方が多くいらっしゃいます。
本記事では、そんな薄毛にお悩みの方に向けて、AGAや薄毛、抜け毛等に関する情報をお届けしておりますので、少しでも不安のある方は参考にしてみてください。