「最近髪の毛が細くなった気がする…」
「ボリュームが無くなりヘアセットしづらくなった…」
「つむじが広がった気がする…」
この記事をご覧になられている方はこのようなお悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか?実際に当院をご来院いただいた患者様からもこのようなお悩みをよく伺います。
そこで、この記事では髪の毛が細くなってしまう原因や髪の毛を太くするための方法を解説しています。健康的でボリュームのある髪を取り戻すための情報を記載しているので、是非参考にしてみてください。
目次
原因や対策についてよりご理解いただくために、まずは髪の毛の平均的な太さや構造について簡単に説明します。
見出しの通り、日本人の髪の毛の太さの平均は「0.08mm」と言われています。ただし、個人差はあるため、あくまでこの数字は目安として覚えておいてください。
髪の毛は、キューティクル、コルテックス、そしてメデュラの3つの層で構成されています。コルテックスは髪の中間部に位置し、髪の85〜90%を占める重要な部分です。このコルテックスの太さが髪の毛の実際の太さを決定する要因となります。髪の毛の断面形状が円形か楕円形か、そしてコルテックス内部のタンパク質や水分の量も、髪の太さに影響を与えます。
以下のような髪質の場合は髪の毛が細くなってしまっている可能性があります。ご自身の髪質に当てはまるものがないか確認してみてください。
・髪の毛のボリュームが無くなっている
・地肌が透けている
・頭頂部や前頭部の髪の毛が細く短い
・髪の毛にハリやコシがない
このような髪質の場合は細毛が進行し、薄毛になる可能性があるため注意してください。
それでは本題に入りますが、髪の毛が細くなってしまう原因は大きく6つあります。それぞれについて詳しく解説するので、ご自身に当てはまるものがないか確かめてみてください。
髪の毛の太さや質というのは、遺伝的な要素や体質によって決まります。つまり、生まれつき髪の毛が細いという方はそれがベストな髪の状態ということになるため、育毛剤を使用したりしてもそれ以上太くすることは基本的に出来ません。
栄養バランスの偏った食事や睡眠不足、運動不足といった生活習慣の乱れは髪の毛が細くなる大きな原因の一つです。髪の毛の成長には「ビタミン」「ミネラル」「タンパク質」の3種類の栄養素が必要不可欠であり、これらが不足することで髪の毛は十分に成長できなくなるため細く弱々しくなってしまいます。また、睡眠不足や運動不足に関しては血行不良の原因となるため、頭皮に十分な栄養素を運ぶことが出来なくなり、髪の毛が成長できなくなってしまうのです。その他にも過度な飲酒や喫煙も原因となってしまうので注意してください。
髪の毛は一生涯同じ太さを維持するわけではなく、年齢とともに自然に細くなっていきます。これは、加齢による頭皮の毛細血管の老化によって血行が悪くなることや、男性ホルモンが減少したりすることで髪の毛に栄養が届かなくなるためです。また、加齢によって頭皮や髪の毛の細胞の働きが低下し、髪の毛を作る毛母細胞が活性化しなくなることが原因でもあります。男性だと20代後半から徐々に頭皮の老化が進み、40代以降から細毛を実感される方が多いとされています。
情報元:MedilinePlus >
ストレスは、睡眠不足や運動不足と同様に、血行不良の原因になります。ストレスが溜まると自律神経が乱れ、交感神経が優位に働くようになります。そして、交感神経が優位に働くと血管が収縮するため、この状態が長くなればなるほど、血行は悪くなってしまうのです。そして、血行不良によって頭皮に十分な栄養を送ることができず、髪が細くなってしまいます。
誤ったヘアケアをしている場合も髪が細くなってしまう原因になります。特に、爪を立ててシャンプーをしたり、濡れた状態の髪の毛を放置したりすると、頭皮や髪の毛にダメージを与えてしまい、薄毛の原因になります。また、使用しているシャンプーやトリートメントが頭皮の肌質に合わない場合もダメージの原因になります。そのため、このような頭皮ケアをしている方は注意しましょう。
AGA(男性型脱毛症)は、遺伝や男性ホルモンの影響によって男性に起こる脱毛症です。若い男性に起こるAGAを若年性脱毛症とも言います。AGAは男性ホルモンの影響で毛包が縮小し、髪の毛が細く短くなり、やがてはげてしまう脱毛症です。AGAは自力で治すことが出来ないため、薄毛を改善したいという場合はクリニックで治療を受ける必要があります。
では、細くなってしまった髪の毛はもう元に戻せないのでしょうか。答えは「いいえ」です。しっかり対策を行えば髪の毛を太くすることが出来ます。ここでは髪の毛を太くするための5つの方法を紹介します。
栄養をバランスよく摂ることは、髪の成長を促進するために非常に重要です。特に、髪の毛の成長に欠かせないビタミンやミネラル、そしてタンパク質を積極的に取り入れましょう。
さらに、大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと同様の働きをし、AGAの原因となる男性ホルモンの生成を抑制する効果があるとされています。そのため、豆乳を飲んだり、ご飯と納豆を一緒に摂るなどの方法がおすすめです。
毎晩6~8時間の質の高い睡眠を心がけましょう。
十分な睡眠を確保することで、成長ホルモンの分泌が促進されます。成長ホルモンは、髪の成長に欠かせないタンパク質の生成を促進し、髪の毛の健康な成長を促進します。また、自律神経のバランスも保ちつつ、血液の循環を活性化させる役割もあります。
ここで重要なのは、成長ホルモンは就寝後約90分後のノンレム睡眠時に最も多く分泌されることです。そのため、6時間以上の睡眠を確保するだけでなく、持続的な睡眠を心がけることが大切です。
週に最低3回、有酸素運動を実践することを目指しましょう。
大切なのは、「有酸素運動」です。有酸素運動は、ジョギングやウォーキングなど、長時間続けることで体に軽い負荷をかける運動のことを指します。この種の運動には、血流の促進やストレスの緩和、男性ホルモンの排出など、多岐にわたる効果が期待されます。
逆に言えば、筋トレなどの無酸素運動は、身体への負担が大きく、逆効果になる可能性があるため避けた方が良いです。
ストレスの解消は、髪を太くするために有効です。
ストレスを解消することは、自律神経の調整に役立ちます。バランスの整った自律神経は、頭皮への栄養や酸素供給を向上させ、髪の成長に必要な条件を整える助けになります。その上、睡眠の質の向上も期待でき、成長ホルモンの分泌をサポートします。
ストレス解消の方法は多岐にわたり、睡眠や運動、読書、散歩などがあるため、自身に合ったストレス解消法を見つけて試してみることをおすすめします。
日々のヘアケアが、髪の毛を太くするために重要な要因となります。シャンプーの際は、頭皮の肌質に合ったシャンプーを選び、指の腹を使って優しく頭皮をマッサージしながら洗うことが大切です。また、髪を乾かす際はドライヤーの活用がお勧めです。自然乾燥は頭皮の雑菌が増殖する原因になるため避けましょう。また、ドライヤーを使用する際は、熱風が直接頭皮に当たらないように気を付けてください。なお、頭皮マッサージや育毛剤も使用することで頭皮環境を整える効果が期待できます。
対策をしても髪の毛が細くなってしまう場合、AGA(男性型脱毛症)を発症している可能性が考えられます。AGAは進行性の脱毛症であり、個人の努力だけでは改善が難しい状態です。AGAによる薄毛の改善を望む場合は、専門のクリニックで治療を受けることをおすすめします。
治療方法としては、内服薬や外用薬による「薬物療法」、頭皮に発毛効果のある薬剤を注入する「メソセラピー治療」、自身の髪を薄毛部分に移植する「自毛植毛」があります。それぞれにメリットとデメリットがあり、自身に適した方法を選択することが重要です。
もし薄毛かどうか確認ができない場合、一部のクリニックでは無料の毛髪検査を提供していることもあります。そのため、自身の頭皮状態を確認されたい場合は近隣にそのようなクリニックがあるか調べてみてください。
AGAINメディカルクリニックは、20代から30代の若い男性を対象に専門治療を行っています。初診料や毛髪診断は無料ですので、頭髪のことでお悩みの方は遠慮せずにご相談ください。
PAGE TOP
東京駅の近くのAGA治療専門の「AGAINメディカルクリニック」で院長をしている武石と申します。
当院に来られる患者さんは、20代~30代と若くして薄毛の症状にお困りの方が多くいらっしゃいます。
本記事では、そんな薄毛にお悩みの方に向けて、AGAや薄毛、抜け毛等に関する情報をお届けしておりますので、少しでも不安のある方は参考にしてみてください。