薄毛(AGA)について気にされている方は「大豆イソフラボンは薄毛予防効果がある」という噂を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
結論をお伝えしますと、イソフラボンには薄毛予防効果が期待できます。
では、イソフラボンが薄毛に対してどのような作用をするのでしょうか。
ここではイソフラボンにどのような薄毛予防効果があるのかについて、摂取方法や注意点と併せて説明します。
薄毛を予防したいという方は参考にしてみてください。
目次
大豆イソフラボンには、薄毛の原因となる5αリダクターゼという酵素の働きを抑制する効果があります。
5αリダクターゼには、男性ホルモンであるテストステロンを脱毛ホルモンと呼ばれているジヒドロテストステロン(DHT)に変換する作用があり、変換されたDHTは男性ホルモン受容体と結合することで脱毛因子となり、脱毛を引き起こします。
したがって、大豆イソフラボンを適度に摂取することで、ジヒドロテストステロンの生成を防ぎ、薄毛の予防や改善に役立つのです。
情報元:THE SCIENCE CREATIVE QUARTERLY
薄毛予防における大豆イソフラボンの摂取量は、厚生労働省の指標では、安全な上限値として1日当たり70~75mgとされています。過剰摂取すると、下痢や肥満、女性化乳房などの副作用が起こる可能性があります。
大豆イソフラボンは毎日の食事によって摂取することが可能です。
厚生労働省より、食品100g当たりのイソフラボン含有量が発表されているため、それを以下にまとめます。
・大豆(100g)⇒140.4mg
・きなこ(100g)⇒266.2mg
・豆腐(100g)⇒20.3mg
・油揚げ類(100g)⇒39.2mg
・納豆(100g)⇒73.5mg
・味噌(100g)⇒49.7mg
・醤油(100g)⇒0.9mg
・豆乳(100g)⇒24.8mg
このように、イソフラボンは身近な食材から摂取することができます。これらの食材をイソフラボンの摂取量が75mg前後になるように調整して摂取することをおすすめします。
情報元:厚生労働省「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」
大豆イソフラボンを摂取できる食材は複数ありますが、その中でも豆乳がおすすめです。
豆乳は大豆を原料にしているため、イソフラボンの含有量が多いです。具体的には、コップ1杯(200g)あたり約50mgのイソフラボンが含まれており、飲料のため簡単に摂取することができます。
また、豆乳には、オリゴ糖という成分が含まれているため、腸内環境を整える効果もあります。腸内環境が整うことでイソフラボンの吸収率が高まるのです。
そのため、イソフラボンの摂取には豆乳がおすすめです。ただし、過剰摂取はしないように気を付けてくださいね。
大豆イソフラボンは、摂取量に注意しなければなりません。
大豆イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)と似た作用があるため、過剰摂取すると男性ホルモンの分泌を抑制し、乳房が膨らんだり、精子の数が減少する可能性があるという報告があります。
先述の通り、厚生労働省による大豆イソフラボンの1日当たりの摂取量の上限値は、70~75mgとされているため、この数値をなるべく超えないようにしてください。
いかがでしたでしょうか?
ここでは大豆イソフラボンの薄毛に対する効果について、摂取方法や注意点と併せて説明しました。
大豆イソフラボンは薄毛(AGA)の予防に期待される天然の化合物であり、薄毛の原因となる5αリダクターゼ(酵素)の活性を抑制する作用があります。適度な摂取量は1日当たり70〜75mgであり、豆乳などの大豆製品から摂取することができます。
ただし、過剰摂取は乳房肥大等のリスクもあるため、過剰摂取には気を付けて摂取するようにしましょう。
PAGE TOP
東京駅の近くのAGA治療専門の「AGAINメディカルクリニック」で院長をしている武石と申します。
当院に来られる患者さんは、20代~30代と若くして薄毛の症状にお困りの方が多くいらっしゃいます。
本記事では、そんな薄毛にお悩みの方に向けて、AGAや薄毛、抜け毛等に関する情報をお届けしておりますので、少しでも不安のある方は参考にしてみてください。