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M字ハゲは治らないって本当?原因や改善、治療方法について徹底解説

東京駅の近くのAGA治療専門の「AGAINメディカルクリニック」で院長をしている武石と申します。
当院に来られる患者さんは、20代~30代と若くして薄毛の症状にお困りの方が多くいらっしゃいます。
本記事では、そんな薄毛にお悩みの方に向けて、AGAや薄毛、抜け毛等に関する情報をお届けしておりますので、少しでも不安のある方は参考にしてみてください。

当院にご来院いただく患者様からは「インターネットでM字はげは治らないという情報を見ました」というお声をよくいただきます。皆さんは「M字ハゲは治らない」という噂を耳にしたことがありますか?

結論からお伝えしますと、M字ハゲは適切な治療を行うことで改善することができます。この記事では、M字ハゲの原因や治療方法、セルフで出来る改善方法について解説しています。

M字ハゲの症状に悩まれている方や、この先ハゲたくないという方は是非参考にしてみてください。

M字ハゲとは?

M字ハゲとは、左右の生え際(おでこ)の髪が後退していく薄毛の症状のことをいいます。

薄毛のパターンとしては、M字型の他にO字型とU字型がありますが、日本で最も多いとされているのがこのM字型の薄毛です。実際に、当院で3000名程の患者様のデータを集計してみたところ、48%がM字型の薄毛でした。

また、見分け方として、以下のような特徴が見られる場合にM字ハゲを発症している可能性があります。

①眉を上げた時にできる額の一番上のシワから生え際までの距離が指2本分以上である
②生え際の髪の毛が細く短い
③昔の写真と比較して生え際が後退している

①については個人差があるため、元から額が広いという可能性も考えられます。そのため②、額が写っている昔の写真がある場合は③で見分けることをおすすめします。薄毛が進行している部位の髪の毛の特徴として、髪の毛が細く短いといった特徴があるため、分かりやすいです。

①、②、③の方法でも分からないという方はクリニックによっては無料毛髪検査を行っている所もあるので、一度検査を受けてみるといいでしょう。当院でも無料検査を実施しています。

参考文献:https://www.pennmedicine.org/for-patients-and-visitors/patient-information/conditions-treated-a-to-z/male-pattern-baldness

M字ハゲの原因

ほとんどの場合、M字ハゲの原因はAGAと呼ばれる男性型脱毛症です。AGAの原因は以下のようなものがあります。

原因① 遺伝

AGA(M字ハゲ)の原因の大部分は遺伝です。AGAに関わる遺伝子が実は2つ存在しています。

1つ目は「5αリダクターゼの活性度」、2つ目が「アンドロゲンレセプターの感受性」に関する遺伝子です。

5αリダクターゼは男性ホルモンのテストステロンを薄毛の原因になるジヒドロテストステロン(DHT)に変換する酵素(タンパク質)です。また、アンドロゲンレセプターはジヒドロテストステロンと結合することで脱毛因子(TGF-β)を生成します。そして、この脱毛因子が毛母細胞に作用することで脱毛を促します。

つまり、これら2つの遺伝子が強いとM字ハゲや、その他の薄毛になってしまう可能性が高いのです。

原因② 生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れはM字ハゲを進行させてしまう原因になります。特に、睡眠不足や食生活の乱れ、運動不足には注意してください。

睡眠不足や運動不足は血行不良を引き起こし、頭皮に十分な栄養や酸素を供給できなくなり、薄毛の原因になります。また、食生活については髪の毛の成長に必要なタンパク質やビタミン、ミネラルが不足することで薄毛の症状を引き起こすことがあります。

原因③ ストレス

ストレスもM字ハゲを進行させる原因です。ストレスによって自律神経が乱れると交感神経が優位に働くようになります。交感神経が優位に働くと血管が収縮し、その状態が長く続くことで血液の循環が悪くなり、頭皮に十分な栄養が行き届かなくなってしまいます。

原因④ 間違ったヘアケア

間違ったヘアケアは、頭皮や髪の健康に悪い影響を及ぼす可能性があります。例えば、過度な洗髪は頭皮の皮脂や水分を余分に取り除き、乾燥や炎症を引き起こす可能性があります。また同様に、洗浄力の高いシャンプーを使いすぎると、必要以上に皮脂を洗い流し、頭皮の乾燥を招く原因となります。

M字ハゲって治らないの?

「治る」の定義によりますが、M字ハゲの状態は治療を行うことで治すことができます。しかし、M字ハゲの原因がAGA(男性型脱毛症)の場合、M字ハゲは治ってもAGAは完治することはありません。理由はAGAが進行型の脱毛症だからです。

つまり、「AGAが治らない=M字ハゲが治らない」ということではないのでご安心ください。

現代の医学ではAGAの進行を食い止めることは出来ますが、AGAを治すことは出来ません。そのため、一度AGAを発症してしまった場合、その後はずっとAGAと付き合っていく必要があります。

M字ハゲの治療方法について

前述のとおり、M字ハゲ(AGA)は適切な治療を行うことで改善することが可能です。治療方法には以下のようなものがあります。

①治療薬による治療

内服薬や外用薬を使用した治療方法は、薄毛治療に広く利用されています。主な治療薬としては、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルの3種類があり、それぞれ異なる役割を果たしています。

フィナステリドとデュタステリドは、AGAの進行を止めるための「守り」の薬として使用されます。これらの薬は、男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制することで、薄毛の進行を抑える効果があります。

一方、ミノキシジルは発毛を促進する「攻め」の薬です。血管を拡張させ、毛根の血流を増加させることで、新しい髪の毛の成長を促します。

一般的な治療の流れは、まずフィナステリドとミノキシジルの組み合わせを使用し、十分な発毛効果が得られた場合は、その後はフィナステリドのみの服用で状態を維持します。

フィナステリドとデュタステリドは同じく守りの薬ですが、デュタステリドの方が効果が強力です。ただし、デュタステリドの方が副作用が出る可能性が高く、費用も高いというデメリットがあります。そのため、医師との相談の上、個々の状況に合わせて最適な治療法を選択することが重要です。

②メソセラピー治療

メソセラピー治療は、最新の治療法の一つであり、ミノキシジルを直接毛根の下に注入するというものです。この治療法では、薄毛の進行度や毛髪の薄くなっている箇所に合わせて薬剤の量を調整し、非常に細い針を使用して注射します。通常は月に一度の頻度で行われます。

メソセラピー治療の主な利点は、薄毛部分に直接薬剤を注入できるため、他の治療法よりも効果が早く現れることや、頭部以外の場所での発毛を促進しないことです。

また、当院では、ミノキシジルの効果を最大限に引き出すために、発毛成長因子複合体、コエンザイムQ10、ヒアルロン酸、網ペプチド、そして複合ビタミンを配合した特別な薬を使用しています。

③植毛

植毛は、薄毛部分に新しい髪の毛を移植する治療法です。

植毛の主なメリットは、効果をすぐに実感できることです。移植された髪の毛は自然な成長を続け、薄毛の改善が見られるでしょう。また、一度の手術で多くの髪の毛を移植できるため、比較的短期間で顕著な変化を実現できます。

しかしながら、植毛のデメリットとしては、治療費が高額になることが挙げられます。植毛は手術的なプロセスを伴い、専門的な技術と設備が必要とされます。そのため、他の治療法に比べて費用が非常に高くなることがあります。

また、植毛は手術なので、手術後の回復期間や副作用のリスクも考慮する必要があります。手術に伴う痛みや腫れ、また、稀に感染や瘢痕のリスクも存在します。治療の前には、医師とよく相談し、個々の状況に合った最適な治療法を選択することが重要です。

自分で出来る!M字ハゲの対策5選

先ほど生活習慣の乱れやストレス、間違ったヘアケアがM字ハゲ(AGA)の原因になるとお伝えしましたが、これらは対策をすることで薄毛の予防にもなります。具体的には以下のような方法を試してみてください。

①栄養バランスの良い食事をとる

食事はM字ハゲ(AGA)の改善に重要です。髪の成長にはビタミン、ミネラル(特に亜鉛)、タンパク質といった栄養素が欠かせませんので、これらをバランス良く摂取することが重要です。さらに、AGAを予防するための栄養素として、イソフラボンやd-リモネンが存在します。これらの栄養素には、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する効果があります。イソフラボンは大豆に多く含まれており、d-リモネンはみかんの皮から摂取することができます。

②質の良い睡眠をとる

睡眠は髪の成長にとって非常に重要です。最低でも1日6時間の睡眠を確保することが大切です。良質な睡眠をとることで、自律神経やホルモンバランスが整い、髪の毛に必要な栄養が適切に供給されます。

睡眠の質を向上させるためには以下のポイントを意識してみてください。

・快適な寝室環境を整える
・定期的な睡眠リズムを作る
・リラックスする習慣を取り入れる
・スクリーンタイム(スマホやテレビ)を制限する
・適度な運動を行う

これらのポイントを意識しながら、睡眠時間をしっかりと確保し、質の高い睡眠を心掛けましょう。そうすることで、髪の成長に必要な健康な環境を整えることができます。

③適度な運動をする

ジョギングやスイミングなどの有酸素運動は、AGAの対策として効果的です。これらの運動は血行を促進し、DHTの排出を促進する効果があります。また、運動はストレスの解消にも役立ちます。

ただし、過度な運動は逆効果になることもありますので、適度な運動量を心掛けましょう。無理のない範囲で運動を行い、自分の体に合った運動プランを立てることが重要です。適度な運動を通じて健康な生活を送り、AGAの対策に努めましょう。

④ストレスを解消する

ストレスを解消することで収縮していた血管が弛緩(しかん)します。血管が弛緩することで血液の循環が良くなり、髪の毛に十分な栄養を送ることができるようになります。そのため、日常生活でストレスを軽減するための時間を確保し、リラックスすることが重要です。

リラックスするためには、以下のような方法を試してみましょう。

・趣味や興味のある活動に時間を割く。
・読書や音楽を楽しむ。
・散歩やヨガを行う。

また、ストレス発散の一環として、十分な休息や睡眠を取ることも重要です。良質な睡眠を確保し、日々のストレスを積極的に発散することで、自律神経やホルモンバランスを整え、髪の健康をサポートすることができます。

⑤正しいヘアケアをする

ヘアケアは血行促進の手段の一つです。シャンプーやリンスが自分の頭皮に合っているか見直してみましょう。アミノ酸シャンプー等の洗浄力が弱いシャンプーがおすすめです。

また、お風呂上りの頭皮マッサージも効果的です。頭皮を優しくほぐすことで血行が改善されます。ただし、頭皮マッサージをする際には爪を立てたり、強く揉んだりすることは避けましょう。それによって頭皮が傷つく可能性があります。頭皮マッサージは優しく行い、血行促進効果を最大限に活かしましょう。

【まとめ】治療は早めに受けるようにしましょう

M字ハゲは早期に治療を開始することで元の毛髪状態に戻すことができ、治療費も安く済みます。

しかし、治療が遅れてしまい、毛根が死滅してしまった場合、そこから髪を生やすことは出来なくなってしまいます。また、毛根が死滅していなかった場合でも発毛効果を実感するまでの期間が長くなり、治療費も高くなってしまいます。

そのため、少しでも薄毛かな?と思った時は、まずは毛髪検査だけでも受けてみてください。先述でもお伝えしましたように、毛髪検査については無料で行っているクリニックもあります。もし検査を受けてみたいと思われた際は、ご自宅のお近くで無料検査を行っているクリニックがないか一度探してみてください。

AGAに限らず、病気は早期発見と早期治療が重要になってきます。皆さんは手遅れにならないよう、常にご自身の健康に気をつけて生活してみてください。そのような細かい意識が必ず良い結果に繋がります。

無料の毛髪診断 実施中です

無料カウンセリングでは頭皮の状態を確認し、AGAの進行が認められるかのチェックのほか、
治療を進める場合の期間や費用についてのご説明をおこなっています。

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毛穴から2~3本生えるのが正常な毛髪。薄毛が気になる箇所は本数が少なかったり、毛髪が細かったりします。マイクロスコープを使うとよく分かりますよ。
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