「育毛剤を使うと髪の毛が生える」
「ワカメを食べると髪の毛が生える」
「生活習慣を整えると髪の毛が生える」
世の中にはこのような発毛に関する噂がありますが、本当に髪の毛が確実に生える方法はあるのでしょうか?
もしそのような方法が存在するなら試してみたいですよね。
そこで、この記事では確実に髪の毛が生える方法があるのかについてお伝えし、薄毛を改善させる方法を紹介したいと思います。薄毛で悩まれているという方に役立つ情報を記載しているので、是非参考にしてみてください。
目次
早速結論からお伝えしますが、髪の毛が「確実」に生える方法は現時点では存在しません。
「確実」と強調したのは、絶対ではありませんが発毛効果が期待できる方法はあるからです。例えば、育毛剤を使用して薄毛が改善する人もいれば全く効果がないという人もいます。このような違いは、遺伝的な要因や個人の体質によって生じています。
確実な方法はないと聞いてガッカリした方もいらっしゃるかと思うのですが、薄毛が改善する有効な方法はいくつも存在します。そこで、ここからは薄毛改善に効果的な方法をいくつかご紹介します。男性にとって薄毛は1つの大きな悩みの種です。皆さんがその悩みを解決できるように少しでも参考にしていただけると幸いです。
髪の毛を生やすための一番効果的な方法はクリニックで治療を受けることです。クリニックでは発毛効果が認められた成分が配合された治療薬による治療や、発毛成分を直接頭皮に注入するメソセラピー治療があります。また、クリニックによっては自分の髪の毛を薄毛部分の頭皮に植毛する自毛植毛を行っているクリニックもあります。
これだけだと分かりづらいと思いますので、それぞれの治療方法について具体的に解説します。
治療薬による治療では、内服薬と外用薬の2種類の薬を使用します。
内服薬では、基本的に「フィナステリド」「ミノキシジル」の2種類を使用します。フィナステリドの効果がない方には「デュタステリド」と言われる薬も使用しますが、ほとんどの方はフィナステリドとミノキシジルで発毛を実感いただけます。
フィナステリドには、男性の抜け毛の主な原因である「AGA(男性型脱毛症)」による抜け毛の進行を抑える効果があります。AGAはテストステロンという男性ホルモンが5αリダクターゼという還元酵素と結びつくことで生成される脱毛ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)によって薄毛を進行させていきます。そして、フィナステリドには5αリダクターゼを抑制する作用があり、これを服用することで薄毛の進行を抑えることができるのです。
ミノキシジルには、発毛を促進する効果があります。もともとは血管拡張効果があることから血圧降下剤として開発されたのですが、体毛が濃くなる効果が確認されたことで、現在は薄毛改善の治療薬に用いられています。また、ミノキシジルには、髪の毛を生成する毛母細胞が死滅することを抑制し、ヘアサイクルの成長期における育毛をサポートし、脱毛を防ぐ働きもあります。なお、ミノキシジルは内服薬と外用薬があります。
これら2種類の薬を服用することで髪の毛を生やす効果が期待できるのです。
メソセラピー治療は、ミノキシジルを毛根直下に直接注入する治療法です。進行度や毛髪の薄くなっている部分に合わせて薬剤を調整し、髪の毛よりも細い針で注射します。月1回を目安に行う治療で、ミノキシジルの働きをより効果的にするために、発毛成長因子複合体、コエンザイムQ10、ヒアルロン酸、網ペプチド、複合ビタミンという発毛をサポートする成分も配合しています。
詳しい成分については当院の治療方針をご覧ください。
自毛植毛は、薄毛が気になる部分に自分の髪の毛を移植する方法です。移植には自分の髪の毛を使用します。そのため、髪質や色を維持することが可能で、移植が成功すると髪の毛は生え変わり続けます。そして、髪の毛が生え変わり続けるということは薬で毛髪状態を維持する必要がないため、手術後の維持費は一切かからないのが自毛植毛のメリットです。ただし、手術費はとても高額ということもあり、手を出しづらいというデメリットもあります。
以上の3つがクリニックで行っている治療法です。
ここからは、クリニックでの治療程の効果は期待できませんが、薄毛の予防・改善効果が期待できる対策方法をご紹介します。治療を始めようか迷っている方や薄毛を予防したいという方は以下の方法を試してみてください。
食事で栄養をバランスよく摂取することは、髪の毛の成長だけでなく、身体の健康を保つために必要です。特に、髪の毛の成長には「ビタミン」「ミネラル」「タンパク質」の3つの栄養素が必要不可欠で、どれか一つでも欠けてしまうと髪の毛は十分な成長が出来なくなってしまいます。また、大豆に含まれているイソフラボンという栄養素はAGAの原因となるDHTを抑制する作用もあるため効果的です。
睡眠も髪の毛の成長には欠かせません。1日6~8時間以上の「継続的」な睡眠時間を確保するようにしましょう。「継続的」とお伝えしたのは、入眠から90分後のノンレム睡眠へ入ったタイミングで髪の毛の成長に必要な成長ホルモンの分泌量が最大になるためです。また、睡眠にはストレスの発散効果やリラックス効果もあるため、自律神経のバランスを整えて血行を促進する効果が期待できます。血流が良くなることで、血液を通じて毛根に栄養を送ることができるため、薄毛改善効果も期待できるのです。
ジョギングやウォーキングといった有酸素運動も薄毛予防には効果的です。有酸素運動も睡眠と同様に血行促進の効果があり、髪の毛に必要な栄養が頭皮に届きやすくなります。また、運動をして汗をかくことで、DHTが排出されることもあります。ここで注意なのが、筋トレや全力疾走等の無酸素運動は行わないほうがいいということです。その理由は、無酸素運動は身体に負荷のかかる運動のため、それがストレスとなって薄毛の原因となってしまうことがあるからです。そのため、薄毛の予防には有酸素運動を行うようにしましょう。
ストレスは定期的に発散するようにしましょう。ストレスを溜め込んでしまうと自律神経バランスが乱れ、交感神経が優位に働いてしまうため血流が悪くなります。血流が悪くなると頭皮に十分な栄養を送れなくなってしまうため、薄毛の原因になってしまいます。そのため、ストレスは定期的に発散するようにしましょう。ストレスの発散方法には、睡眠や散歩、読書等など数えるときりがないくらいあります。そのため、ご自身に合ったストレスの発散方法を見つけてみましょう。
頭皮マッサージには頭皮を柔らかくすることで血行を促進する効果が期待できます。ただし、やり方を間違えると逆に頭皮を傷つけてしまう可能性があります。マッサージをする際は指の腹で優しく円を描くように揉みこんでください。
参考文献:Cleveland Clinic >
いかがでしたでしょうか。髪の毛を確実に増やす方法は現時点ではありませんが、髪の毛を生やす効果が期待できる対策はいくつもあります。特にクリニックで治療を行えば必ずではなくとも、ほとんどの方が発毛を実感しています。先述でご紹介したセルフ対策は薄毛治療の効果を促進する効果も期待できるため、髪の毛を生やしたいという方はクリニックの治療とセルフ対策をセットで行うことをおすすめします。
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東京駅の近くのAGA治療専門の「AGAINメディカルクリニック」で院長をしている武石と申します。
当院に来られる患者さんは、20代~30代と若くして薄毛の症状にお困りの方が多くいらっしゃいます。
本記事では、そんな薄毛にお悩みの方に向けて、AGAや薄毛、抜け毛等に関する情報をお届けしておりますので、少しでも不安のある方は参考にしてみてください。