「育毛剤を使っているけれど全く効かない」
「薄毛が改善するどころか進行してしまった」
当院を受診いただいた患者様から、上記のように育毛剤を使用しても効果を得られなかったというお声をよく聞きます。
しかし、使い方や使用期間、患者さんの症状などを確認してみると育毛剤の正しい理解や使い方が出来ていなかったというケースが多いです。
そこで、この記事では、育毛剤の効果がない理由や対処法、セットで行うと良い薄毛対策について解説します。
現在育毛剤を使っているけど効果がないと感じている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
育毛剤の効果を感じられない原因は5つあります。
育毛剤を「数週間〜1か月」の短期間しか使用していないという場合はほとんど効果が感じられないでしょう。というのも、育毛剤は最低でも3か月使用しないと効果が表れないからです。
そして、その理由はヘアサイクル(毛周期)の期間と関係があります。ヘアサイクルとは、髪の毛が成長期、退行期、休止期の3つの段階を繰り返す周期のことです。そして、休止期に入っている毛根は平均3か月程で新しい髪の毛を生やします。そのため、育毛剤をつかってから効果が表れるまでにかかる時間は、平均して約3か月ということになるのです。ただ、これに関しては個人差もあるため、半年程使用してようやく効果が現れるという方もいらっしゃいます。
育毛剤の成分は、人によって合う合わないがあります。肌質によっては、育毛剤の成分が頭皮に刺激を与えたり、アレルギー反応を起こしたりし、抜け毛を促進させてしまう可能性があるのです。
育毛剤には以下のような成分が含まれています。
・アルコール(エタノール)
・メンソール
・ニンジンエキス
・プラセンタエキス
・グリチルリチン酸ジカリウム
これらは育毛効果のある成分ですが、アレルギー反応や炎症を起こす原因にもなります。
髪の毛の成長の土台となる生活習慣が乱れている場合は、どれだけ育毛剤を使っても髪の毛は成長しません。特に、栄養バランスの偏り、睡眠不足、運動不足には注意してください。栄養バランスに関しては、ビタミン、ミネラル、タンパク質が不足している場合に髪の成長を妨げます。また、睡眠不足や運動不足に関しては頭皮の血行不良に繋がるため、頭皮に栄養を送ることができなくなり、髪の毛の成長が阻害されてしまいます。
もとの毛髪が細いという場合も育毛剤の効果は感じられません。というのも、髪の毛の太さは遺伝によって決まり、生まれつき細いという場合はその毛髪状態がその人にとっては健康な状態なのです。そして、育毛剤は細くなってしまった髪の毛を健康な状態に戻すものであって、健康な髪の毛を更に強くする物ではないからです。つまり、生まれつき髪の毛が細い人が育毛剤を使っても効果を感じられないのです。ただし、薄毛予防効果はあるので全く効果がないというわけではないことだけお含みおきください。
薄毛が進行してから育毛剤を使用しても手遅れです。薄毛が進行してしまっている場合は髪の毛が生えてこなくなってしまっている毛穴があり、その毛穴から発毛しない限り改善することはありません。そして、育毛剤には発毛作用はないためいくら育毛剤を使用しても、既に進行してしまった薄毛には効果がないのです。発毛を目的とする場合は発毛剤を使用しましょう。
育毛剤が効かない場合は以下3つの方法を試してみてください。
先述でも触れていますが、育毛剤は最低でも3か月使用しなければ効果は現れません。というのも先ほど説明したように、髪の毛の成長にはヘアサイクルが関係しているからです。そして、新しい髪の毛が生えてくるまでには最低でも3か月は時間が必要なため、少なくとも3か月は使用するようにしましょう。
すでに薄毛が進行しているという場合は発毛剤の使用がおすすめです。育毛剤には髪の毛の成長を補佐する役割はありますが、発毛効果はないため、すでに進行してしまった薄毛を改善させることは出来ません。しかし、発毛剤には発毛作用があるため、生えてこなくなってしまった毛穴からも発毛を促すことができます。発毛剤には、国が発毛効果を認めているミノキシジルという成分が含まれており、毛母細胞を活性化させて発毛を促すのです。発毛剤は市販でも購入できるものがあるので、育毛剤が効かないという方は試しに購入してみてはいかがでしょうか。
育毛剤や発毛剤を使用しても効果がないという場合はクリニックで治療を受けることをお勧めします。クリニックでは治療薬を使用した薬物治療や、発毛成分を直接頭皮に注入するメソセラピー治療を行っており、高い発毛効果が期待できるのです。特に、メソセラピー治療に関しては直接薄毛部分に発毛成分を注入することができるため、ほとんどの方に発毛効果があります。
また、クリニックでは毛髪検査も行っているため、患者さんの頭皮状態に合わせた治療も専門医が選んでくれるため安心して治療を受けることができます。なお、毛髪検査に関しては当院も含め、無料で行っている所もあるため、まずは毛髪検査だけでも受けてみることをお勧めします。
参考情報元:MAYO CLINIC >
育毛剤は生活習慣が乱れていると効果を得られないといったように、薄毛の原因を排除しなければ頭皮環境は改善しづらくなります。そのため、ここでは育毛剤の使用とあわせて行いたい薄毛対策をご紹介します。
生活習慣は必ず整えるようにしましょう。先ほども触れましたが、髪の毛の成長には、栄養バランス、睡眠、運動が大切です。
栄養バランスでは、「ビタミン」「ミネラル」「タンパク質」の3栄養素をバランスよく摂取しましょう。また、大豆に含まれているイソフラボンには女性ホルモンであるエストロゲンと似た効果があり、AGA(男性型脱毛症)の原因となる脱毛ホルモンの作用を抑える働きがあるため、あわせて摂取することをおすすめします。
また、睡眠に関しては、6~8時間の睡眠をとるようにしてください。なお、睡眠を取る際は何回かに分けてという断続的な睡眠ではなく、継続的な睡眠をとるようにしましょう。というのも、髪の毛の成長を促す成長ホルモンは入眠後3時間で多く分泌されるため、断続的な睡眠だと十分に分泌されないのです。
最後に運動ですが、運動不足は血行不良の原因になります。習慣的に運動を行うことで血行が促進され、頭皮に必要な栄養素を送り届けることができます。なお、運動の際はウォーキングやジョギング等の有酸素運動がお勧めです。筋トレなどの無酸素運動は負荷が大きいためストレスになってしまい、それが薄毛の原因になってしまうことがあります。
ストレスは定期的に発散するようにしてください。過剰なストレスは自律神経のバランスを乱す原因になります。自律神経が乱れると、交感神経が優位に働くようになり、血管が収縮し血行不良に繋がってしまいます。血行不良になると頭皮に血液を通して栄養を送ることができなるため、薄毛の原因になります。そのため、リラックスしたり、趣味に時間を使うなどで定期的にストレスを発散し、血行を促進させてあげることが大事なのです。
頭皮マッサージには、血行を活性化する効果があります。マッサージを行う際は、指の腹を使って頭皮を優しく円を描くようにマッサージすることがおすすめです。この方法により、髪の毛に必要な栄養素や酸素を供給する血流が増え、健康的な髪の成長を促進することができます。
ただし、注意が必要な点もあります。力を過度に加えたり、マッサージを過剰に行うと、逆に頭皮の状態を悪化させる可能性があることを覚えておいてください。マッサージの際の力加減は、程よい圧力で行うことが大切です。強すぎず、気持ちの良い刺激を心掛けましょう。
また、頭皮マッサージは日常的に続けることが大切です。一度や二度のマッサージでは限られた効果しか期待できませんが、継続的なケアによって血行が改善され、頭皮の健康が保たれるでしょう。毎日少しの時間を確保してマッサージを行うことで、効果を実感しやすくなるはずです。
いかがでしたでしょうか?
・短い期間しか使用していない
・育毛剤の成分は肌質に合っていない
・生活習慣が乱れている
・薄毛が進行している
・生まれつき髪の毛が細い
育毛剤が効かないと感じる場合には上記のようなケースがあることを説明しましたが、ご自身に当てはまっているものはありましたか?
もし1つでも当てはまるものがあった場合は、長期間使用してみたり、発毛剤に変えてみる等することで解決する可能性もあるため、是非試してみてください。
それでも効果がないという場合はクリニックで医師の診察を受け、適切な治療を行いましょう。アゲインメディカルクリニックでも無料毛髪検査を行っており、患者様一人ひとりに合った治療を提供しているため、少しでも薄毛に不安のある方はお気軽にご相談ください。
無料カウンセリングでは頭皮の状態を確認し、AGAの進行が認められるかのチェックのほか、
治療を進める場合の期間や費用についてのご説明をおこなっています。
PAGE TOP
東京駅の近くのAGA治療専門の「AGAINメディカルクリニック」で院長をしている唐津と申します。
当院に来られる患者さんは、20代~30代と若くして薄毛の症状にお困りの方が多くいらっしゃいます。
本記事では、そんな薄毛にお悩みの方に向けて、AGAや薄毛、抜け毛等に関する情報をお届けしておりますので、少しでも不安のある方は参考にしてみてください。