シャンプーをしている時や髪を乾かしている時、気づいたら髪の毛が大量に抜けていた、、。このような経験をしたことはありませんか?1日あたりの抜け毛の本数が200本くらいありそうで薄毛にならないか心配という方も少なくないのではないでしょうか?
そこで、この記事では正常な抜け毛の本数や薄毛との関係、対策方法について具体的に解説します。抜け毛の症状に不安を抱えている方は参考にしてみてください。
目次
結論からお伝えしますと1日200本の抜け毛は多いと言えます。その理由は、1日の抜け毛の平均本数が50〜100本だからです。
そのため、200本も抜け毛があるという場合はストレスや生活の乱れ、脱毛症等が原因で抜け毛が起こっている可能性があります。
先述にて200本の抜け毛は多いとお伝えしましたが、抜け毛の本数は季節や毛量によっても変わってくるため、200本抜けているから異常であると判断をするのは禁物です。
そこで、ご自身の抜け毛の形や毛質をチェックしてみてください。抜け毛には正常な抜け毛と異常な抜け毛の2種類があり、これらを見極めることが大切です。
では、正常な抜け毛と異常な抜け毛の特徴は何なのかについて説明します。
正常な抜け毛とはその名の通り、抜けても問題がない抜け毛のことです。
特徴としては以下のようなものがあります。
・太くハリがある
・根元に白い膨らみがある
このような抜け毛の場合は心配する必要はありません。
異常な抜け毛とは、放置していると将来薄毛になってしまう可能性がある危険な抜け毛のことです。
特徴としては以下のようなものがあります。
・細く弱々しい
・毛先が尖っている
・毛根に膨らみがなく尖っていたりギザギザしている
このような抜け毛がある場合は、栄養バランスの偏り、生活習慣の乱れ、過度なストレス、間違ったヘアケア、脱毛症等が原因となっている可能性があるため、ご自身の生活を見直す必要があります。
先述でも簡単に説明しましたが、異常な抜け毛がある場合、将来薄毛になってしまう可能性があります。
その理由は、ヘアサイクルに異常があるからです。
具体的に説明すると、ヘアサイクルには髪の毛が成長する成長期、髪の毛の成長が止まる退行期、髪の毛が抜け落ちる退行期の3つの段階があります。ヘアサイクルが正常な場合、成長期は2~6年、退行期は2週間程度、休止期は3~4か月という割合で繰り返されます。
しかし、ヘアサイクルに何かしらの原因で異常が起こると、成長期が極端に短くなり、休止期が長くなるため、髪の毛が成長しきる前に抜け落ちてしまうのです。
つまり、異常なヘアサイクルを繰り返していると毛量はだんだんと少なくなり、薄毛が進行してしまうのです。
では異常な抜け毛はなぜ起こってしまうのか?それは以下のような原因があります。
男性の薄毛のほとんどはAGAという男性型脱毛症が原因となっています。
AGAはテストステロンという骨や筋肉を作る男性ホルモンが、5αリダクターゼという還元酵素と結合することでジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる脱毛ホルモンに変換される事が原因で発症します。
DHTはアンドロゲンレセプターと呼ばれる男性ホルモン受容体に取り込まれることで脱毛因子となり、この脱毛因子が毛根に作用することで脱毛を引き起こすのです。
そして、この脱毛が起こるまでの一連の流れには親からの遺伝が深くかかわっているため、家系に薄毛の人がいる場合はご自身もAGAを発症する可能性が高いため注意しましょう。
髪の毛の成長に必要なビタミン、ミネラル、タンパク質が不足していると薄毛になってしまう可能性が高いです。
栄養バランスが偏ってしまう原因としては、無理なダイエット、外食、暴食等があります。ご自身でこのような食生活を送っていないか確認してみましょう。
睡眠は髪の毛の成長や修復に必要な成長ホルモンの分泌に大きく関係しています。成長ホルモンは髪の毛の原料となるタンパク質の合成を促進したり、毛母細胞の増殖を促進したり、血行を促進する働きがあります。
しかし、睡眠が不足してしまうと成長ホルモンが十分に分泌されず、髪の毛の成長を阻害し、血行も悪くなるため頭皮に栄養を送ることができなくなってしまうのです。この状態が続いてしまうと薄毛になってしまう恐れがあります。
運動不足は自律神経の乱れを引き起こす原因になります。自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経からなり、心臓や血管等の臓器の働きを調整しています。
運動不足になると交感神経が優位に働くようになり、交感神経が優位に働くことで血管が収縮し、血行が悪くなります。そして、血行が悪くなると、頭皮に十分な栄養が届けられなくなり、薄毛が進行してしまうのです。
ストレスを溜め込んでしまうと、運動不足と同様に自律神経の乱れを引き起こします。そして、交感神経が優位に働くようになるため血行不良を引き起こし、薄毛を進行させてしまう恐れがあります。
髪の毛の洗いすぎや肌に合わないシャンプーの使用などといった間違ったヘアケアも薄毛を進行させてしまう原因になります。
例えば、洗浄力の強いシャンプーの使用や髪の毛の洗いすぎで、必要以上に皮脂を落としてしまうと頭皮の乾燥を引き起こします。そして、頭皮が乾燥することで皮脂が過剰に分泌され、毛穴詰まりや常在菌の繁殖を引き起こし薄毛を進行させてしまう可能性があるのです。
参考文献 : Penn Medicine > , AAD >
抜け毛は早期に対策することで薄毛を予防することが出来ます。ここでは、異常な抜け毛を薄毛に進行させないために今すぐ出来る対策方法を5つ紹介します。
髪の毛の成長に必要な、ビタミン、ミネラル、タンパク質を適度に摂取することが大切です。ビタミンを摂取するためには、レバー、豚肉、魚介類等を食べるようにしましょう。また、ミネラルの中でも亜鉛がとても大切で、同じく肉類やカキ等に含まれています。タンパク質は肉や魚、乳製品といった食品から摂取することができます。
また、大豆に含まれているイソフラボンやみかんの皮に含まれているd-リモネンという栄養素もDHTの生成を阻害し、AGA予防になるためおすすめです。
先述の通り睡眠不足は血行不良の原因になるため、1日6〜7時間を目安に睡眠時間を確保するようにしましょう。また、22:00〜深夜2:00は成長ホルモンが分泌されるゴールデンタイムなので、この間に睡眠を摂ることが出来れば尚良いです。
適度な運動は血行を促進させたり、ストレスを解消する効果があるので薄毛予防にピッタリです。ただし、運動は無酸素運動ではなく有酸素運動が効果的なのでジョギングやウォーキング等を積極的に行うようにしましょう。
ストレスも睡眠不足や運動不足と同様に血行不良の原因になるため積極的に発散するようにしましょう。ストレスの発散方法は人それぞれ異なりますが、一般的なものだと散歩や読書、映画鑑賞などが効果的です。
その他にも、ご自身に合ったストレス発散方法があれば積極的に行い、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
適切なヘアケアを行うことで健康な頭皮状態を保つことができるため薄毛の予防に繋がります。現在洗浄力の強いシャンプーを使っていたり髪の毛を洗いすぎているという方は、洗浄力が弱めのシャンプーに変えてみたり、優しく洗うなどの工夫をしてみるといいでしょう。
もうすでに実行しているという方は、頭皮マッサージ等を併せて行うと血行促進効果があるため効果的です。
参考文献 : Cleveland Clinic >
どれも実行してみたけど薄毛が進行してしまう、、。そのような場合はAGA(男性型脱毛症)を発症している可能性があります。AGAは、発症してしまうとどれだけご自身で対策を行っても薄毛が進行してしまう脱毛症です。
AGAは早期に治療を行うことで改善しやすい傾向があるため、前頭部や頭頂部の薄毛が進行しているという場合はすぐにクリニックへ相談するようにしましょう。
アゲインメディカルクリニックでは無料の頭髪検査を行い、AGAを発症している場合は患者様の頭皮の状態に合った治療を提供しているため安心して治療を受けていただけます。もし症状にご不安のある方はお気兼ねなくご相談ください。
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東京駅の近くのAGA治療専門の「AGAINメディカルクリニック」で院長をしている武石と申します。
当院に来られる患者さんは、20代~30代と若くして薄毛の症状にお困りの方が多くいらっしゃいます。
本記事では、そんな薄毛にお悩みの方に向けて、AGAや薄毛、抜け毛等に関する情報をお届けしておりますので、少しでも不安のある方は参考にしてみてください。